一月ほど前、ある方から最近どうしている?と電話があった。
知り合ったきっかけの場所でもあるお店の方たちも気にかけてくれていたようだ。
それが社交辞令だったとしても、遠く離れたところに住んでいた自分に声をかけてくれるなんてこんなに嬉しいことはない。
「次はいつ帰ってくるんだ?」というとても素晴らしい響きのある表現。
沖縄は前世の自分が住んでいたんじゃないかと思うくらい好きな場所。
そこの人たちにそんなことを言われたらカレンダーを確認せずにはいられない。
「来月行きますよ」と即答してお互いの予定をして電話を切る。
実は旅行をしている場合ではない忙しい時期なのだが、きっとこれはなにかのお告げなんだろうと勝手に解釈して4泊5日のスケジュールを抑えた。
そう。買っただけでなかなかテストする機会がない機材が部屋の片隅にあるのだ。
食事の約束は最終日の前日の夜に那覇のいつもの料理屋さん。
最近購入したPCMレコーダーのテストや50mmレンズ1本で旅行の撮影もしてみたかった。
初めていくところだと単焦点1本で撮りたい写真が撮れなかったらどうしよう・・・と思いなかなか踏み出せなかった。
2日間ほど一日空いている日を設定できたので
過去に訪れたことがあり、あまり観光をしなくて済むように「渡嘉敷島」に行くことにした。
宿をgoogleでざっと調べて良さそうなところを探す。
最近は専門サイトよりもgoogleで探す方がいいお店や宿に当たる確率が高い。
何軒か迷ったが、阿波連ビーチのすぐ近くにある「民宿とみ乃」さんが良さそうなので決めた。
いつも離島の民宿で重要視しているのは、
・荷物が多いので鍵付きの個室であること
・食事の評判がいいこと
・そこそこ綺麗であること
・スタッフの方の対応に偏りがなさそうであること
この辺りの情報を直近のクチコミを見ながら決めていく。
翌日に連絡してみると、閑散期なせいもあると思うがあっさりと予約が取れた。
和室と洋室が選べ、洋室は金額が1,000円ほど高くなるとのこと。
それ以外の差は特になく、どの部屋もバストイレ付きだという。
今回は洋室をお願いして電話を切る。
なんともいえない感じの良さで宿に対しての期待が高まる。
出発前夜。天気予報を見る。
時期的な問題もあり風がとても強い日が続き天気もあまり良くないようだ。
初日は雨。
初日は那覇で仕事が少しあるので那覇泊にしておいて良かった。
問題は風でドローンを飛ばせるかということ。
天気の変わりやすい離島であること、もし持っていかなくて飛ばすことができる天気だったら後悔しそう。
迷って考えている時間も無駄なので持っていくことにした。
飛行機内で見るための映画や本をiPadにダウンロードして準備を終え早めに就寝。