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カメラを持ってあちこち旅をしたり呑み歩いたり。

ちゅるおかや Cafe Sea Friends Jr. 渡嘉敷島の旅 DAY3

外の明かりでなんとなく目が覚める。
仕事のメールなどを確認してシャワーを浴びる。
 
 
朝食の時間になり食堂へ。
鯖の塩焼きや、ポークと目玉焼きなど。
普段は朝食を取らないことが多いので、旅先での食事はとても新鮮。
味噌汁も飲む機会が全くないのでついおかわりをしてしまう。

民宿 とみ乃 朝食

 
沖縄ローカルのテレビ番組をなんとなく眺めながら、今日はどうしようかなと考える。
食事を終えて一度部屋に戻り荷物を簡単にまとめて付近を散歩することに。
 
 

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原付をレンタルできるお店を見つけたが営業時間を過ぎても誰もいない。 
電話をしてみるとオフシーズンのため港の営業所のみ店を開けているから、
1時間くらい待ってくれればそちらに行くとのことだったのでお願いした。
 
 
 
少し時間があるのでまた昨日と同じビーチへ。
昨日は行かなかった奥の方へ歩いてみることに。

阿波連ビーチ 岩のトンネル

 

阿波連ビーチ

阿波連ビーチ

 
 
大きな岩場の向こうは全くちがう景色で、大小様々な石が転がっている。
中には貝の化石のようなものが付いた岩などもある。
 

阿波連ビーチ 化石

阿波連ビーチ 化石



 
時間には少し早いけれどレンタルショップへ。
すでにスタッフの方がいらっしゃって、手続きを済ませてとかしくビーチへ向かう。
港から宿まで送ってもらうときに車の中から見えたビーチ。

とかしくビーチ 山の上から

 
 
 
阿波連ビーチよりも砂浜の長さがあり、こちらものんびりとした雰囲気
展望台やその下にはベンチとテーブルがある休憩スペースが複数ある。
ここにも人はあまりおらず散歩をしたりベンチに座ってのんびりと景色を眺める。

とかしくビーチ

とかしくビーチ

 
 
 
 
気づけば12時を回っていて、食事をしようと思って調べてみるが休みが多い。
港の方にある「Aコープ JAショップ とかしき」で買ってどこかで食べようと思い原付を走らせる。
 
店が近くなってきて何やら周辺が騒がしく何事かと思ったら、
島のマラソン大会が開催されていた。
「Aコープ JAショップ とかしき」に到着してお弁当などを見繕うも売り切れ。 
宿近くの新垣商店はもっと遅い時間でもいろいろ売っていたことを考えると、
このマラソン大会も影響しているのだろうか。
 
どうしたものかと考えていたが、
渡嘉敷港旅客ターミナルの横にレストランがあったのを思い出してそちらへ。
「Aコープ JAショップ とかしき」から港までは3分くらい。
原付を停めて建物の中へ。 
 
 
一階は売店でレストランは2階のようだ。
先ほどとは違う出入り口から外に出ると真横に階段。
まだ看板が出ていて一安心。
「カフェ」と書いてある。

ちゅるおかや cafe seafood Jr.

 
ピークタイムが過ぎているせいか店内は空いていた。
テーブル席に案内されメニューを見る。
原付で走り回ったのもあり体が少し冷えているので
温まるメニューがいいなと思って見ていると、
一番上に牛肉を使用したスパイシーでコクのあるこだわりの肉そば ¥850とある。
 
沖縄本島の大宜味村にある「前田食堂の牛肉そば」みたいなものかな?と思いこれを注文することに決める。
+100円でおかわり自由のジューシーもあったのでそちらも注文。
 
料理が出てくるまで店内を眺めていると、渡嘉敷まぜそばというメニューが黒板に大きく書かれていた。

ちゅるおかや cafe seafood Jr. 店内

 
そのほかには一般的な沖縄そばやハヤシライスパンケーキなどカフェ利用にも食事利用にも使えそうなお店のようだ。
土曜日の13時頃だったが観光客の姿はなく、地元の家族連れや島に仕事できた感じの人などが楽しげに食事をしていた。
 
 
程なくして料理が提供される。どんぶり自体も大きくなかなかのボリュームに驚いた。

肉そば

丼を覆い尽くすようにのったもやしはシャキシャキ。
ニラがが程よいアクセント。
粗挽きのブラックペッパーがしっかりと効いていてスパイシー。
醤油味ベースのスープにバターのコクが相まった濃厚な旨味。
食べ切れるかなと思ったがジューシーと合わせてあっという間に完食。
会計をしようとしたら離島にしては珍しく、IDなど複数のIC決済が利用できた。
 
 
 
 
 
 
今度は宿のある阿波連ビーチの先にある、渡嘉敷島最南端の阿波連岬園地へと向かう。
山を登り細い道をひたすら走ると急に目の前が開ける。
駐車場もあり車で来ることも可能。
広場の奥にトイレがあり、その右奥にさらに先に進む道があるのでそれを登っていくと、途中になだらかに下降している岩場がありその先からの景色も絶景。
 
 

阿波連岬園地

阿波連岬園地

阿波連岬園地

阿波連岬園地

阿波連岬園地

阿波連岬園地

阿波連岬園地

 
さらに進むと行き止まりになるが、その先にもう1つ小さな島「ウン島」が見えた。

ウン島

こちらから見ると階段のようなものもあるので、干潮時には海を渡って行け流ような気がしたが調べてみると泳いで渡るしかないらしい。
機材を置いて向こうまで泳ぐわけにもいかず今回は諦めて、のんびり撮影をしたりしていた。
気づくと夕食の時間も直づいてきているので戻ることにした。
 
 
部屋に荷物を置き、また阿波連ビーチへ。
雲の切れ間から日が差していてとてもきれい。

阿波連ビーチ 天使の梯子

阿波連ビーチ 天使の梯子

 
 
 
 
本日の夕食もとても豪華。
魚のフライと豆腐チャンプルーにチキンステーキに島タコ刺しなど。
味付けも優しくどれも美味しい。

民宿 とみ乃 夕食

 
 
明日は那覇に戻るので二日酔いで船酔いしないよう、オリオンビールと泡盛を軽く飲んでゆっくり休んだ。
渡嘉敷島の旅は明日の帰宅をもって終了。
宿のご夫婦も非常に面白くいい方達で、食事もとても美味しいく宿泊料まで安い。
何度でも泊まりたくなるすばらしい宿だった。
 
 
以前トップシーズンに阿波連ビーチ来たときはとても混んでいたが、
オフシーズンであればあまり人にも会うことがなくのんびりでき、那覇からも近く日帰り可能な良い島だった。
 

渡嘉敷港旅客ターミナル

渡嘉敷港旅客ターミナル フェリー

渡嘉敷港旅客ターミナル フェリー

渡嘉敷港旅客ターミナル

渡嘉敷港旅客ターミナル

渡嘉敷港旅客ターミナル

 
 
 
 
【店舗情報】
屋号:ちゅるおかや Cafe Sea Friends Jr. カフェ シーフレンド ジュニア  
住所:沖縄県島尻郡渡嘉敷村346
電話番号:098-987-3136
営業時間:8:00-11:00 12:17:30
定休日:毎週水曜日 第三木曜日
予約:不可
食券 現金 カード:カード不可 ICカード一部使用可能
タバコ:分煙
Wi-Fi:なし
座敷:あり
子連れ:ok
駐車場:あり

民宿 とみ乃 渡嘉敷島の旅 DAY2

少し余裕を持って宿を出て泊港へ向かう

どんよりとした雲が広がり天気はあまり良くはない。
 
トップシーズンになるとチケットを求める人で行列がすごいことになるが、オフシーズンということもあり人影はまばら。
昨日の乗船申込券を窓口で提出し、予約していたチケットを受け取る。
 
 
 
乗船券売り場の向かいには「ローソン」と「マーミヤかまぼこ」というお店がある。
マーミヤかまぼこは文字通りかまぼこのお店でもあるのだが、様々なお弁当やおにぎりなどが販売されている。
オフシーズンの離島はランチを食べられるお店が休みだったりすることもあるので、ここで購入するのがおすすめ。
ボリュームがあって値段も手頃。 
味はそれなりだが旅の雰囲気を味わうにはいいと思う。
 
 
そんなにお腹が空いていなかったので、おにぎりを一つ買い奥のベンチでさんぴん茶と一緒に食べながら時間を待つ。
さんぴん茶は沖縄ポッカのものが個人的にはお気に入り。
香りと味のバランスが好み。
送料が高くついてしまうが、自宅でも沖縄から取り寄せて飲むくらい気に入っている。
 
 
 
気がつくと乗船時間も近づいてきた。
すぐ近くの乗船場所で人が来る前に写真でも撮りに行く。
渡嘉敷島行きと書かれた看板を通りすぎ乗船場所近くまで来たが、もう少しで乗船開始とは思えない船の雰囲気に嫌な予感がした。
 
もしやと思い場所を調べる。船の出港場所は2箇所あるのだ。
今日の船は高速船。
チケットが売っている建物から北西に少し離れた場所から出港だった。
 
重いスーツケースを引きずって、急いで向かう。
実際はそこまで急がなくても間に合うのだが歩いている人が誰もいないのもあり早足になる。
5分くらい歩くと船の姿が見えてきた。
それと同時に、乗船する人がちらほら見える。

マリンライナーとかしき

 
長いスロープを歩きチケットを見せて乗船。
進行方向から見て左奥に座る。
周りに人は全くいない。前方にどうやら少しだけいるようだ。
 
 
この船は新しいのか非常に綺麗。
シートも皮張りで落ち着いた雰囲気。

マリンライナーとかしき 船内

マリンライナーとかしき 船内

マリンライナーとかしき 船内

シートに挟まっている冊子を上の空で眺める。
内容は不思議なくらい頭に入ってこない。
気づくと船がゆっくりと動き出す。
 
1人で泊港から船に乗るのは初めてで今まではあまり外を眺めることはなかった。
湾内は想像より広い。
 
外海に出る直前ホテルかマンションを建設しているのが見える。
位置からすると便利とは言い難い立地のようだが、それが気にならないほど何かメリットがある建物になるのだろうか。
 
調べてみると「【公式】ホテル アンテルーム 那覇 | HOTEL ANTEROOM NAHA」というアートとカルチャーを発信するホテルだということがわかった。
ギャラリーやレストランを併設。
部屋は病院の個室みたいに見えなくもないがなかなか評判がいいらしい。

 

そんなことを考えているうちに、海の色が水色から濃い青に変わり、
船はさほど揺れることもなく水飛沫を上げながら走っていく。
 
 
反対側の窓から緑に覆われた島が見えてくる。

前島

もう着いたかと思ったがそれはどうやら「前島」
ずっと無人島だと思っていたのだが、調べてみると現在1人住んでいる方がいるらしい。
戦後約380人まで人口が増えたこともあるが、主要産業であったカツオ漁の衰退により人口が減り1962年〜79年までは無人になっていた。
 
定期船も出ていないから上陸の手段はないのかと思っていたが、チャーター船やツアーで行ける。https://acchi.okinawa/plan/26216
 
 
 
またなにもない海を走り次に見えてきたのは幾重にも重なった岩の地層。
先ほどと違い船からは緑も見えない。

城島

城島(グシクシマ)というらしいが、大潮の干潮時には渡嘉敷島から歩いて行けるほど近い小さな無人島。
山の頂上付近は緑に覆われ城跡になっている。
 
 
ほどなくして到着のアナウンス。
乗船時間は70分。景色を眺めたり今日の予定などを考えるとあっという間に到着。
 
船の出口には思ったよりも人がいて大きな船なんだなと実感した。
タラップを渡ると目の前には駐車場。
住民の方や仕事関係のお出迎えの車に混ざって、宿の方が看板を持って迎えに来てくださっている。
名前を告げて車に乗り込む。 他に同じ宿の方はいないようでそのまま出発。
宿は阿波連ビーチ近くにあり、山を超え10分くらいで到着したのは「民宿 とみ乃
 
 
チェックインには早い時間だったが、特別にそのまま部屋に案内してくれるという。
申し訳ないと思いつつもとてもありがたい。
 

民宿とみ乃 外観

宿に着き若いご夫婦で経営されていること、島の話や宿のルールなどを一通り説明を受けて部屋へ。
非常に清潔に保たれた宿で部屋にシャワーやトイレもある。
機材が多い身としては部屋には鍵がかけられるのは安心できる。

民宿とみ乃 室内

 
 
必要な荷物をまとめて早速外へ出かける。
阿波連ビーチに向かって少し歩くと学校が見える。

阿波連小学校

看板を見ると阿波連小学校と書いてある。
2019年の児童数は23人5年生だけ8人で他の学年は3人。
グラウンドは広くかつてはたくさんの子供たちがいたのだろうか?
 
 
道の先に見える海を見ながら階段を下りる。

 
 
数年前の夏に日帰りで来たときとはまったく別の海のような景色。
同じ海なのに天気次第でこんなにも色が違うのかと思った。

阿波連ビーチ

 
 
一瞬晴れ間が見えたかと思えば、厚い雲に覆われたり風が強いせいか雲が流れるたびに目まぐるしく天気が変わる。
 

阿波連ビーチ

 

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風が少しおさまってきたので、今回試してみたかったバイノーラル録音をテストしてみる。
TASCAMのリニアPCMレコーダーDRー07とローランドのバイノーラルイヤフォンマイクCS-10EMの組み合わせ。
ウィンドジャマーをつけているが、ちょっと風が出てくるとボワッとした音が入ってしまう。
もっと大きなものを使用しないとダメなのだろう。
しかもかなり広範囲で音を拾うことがわかった。
人間の耳では微かに聞こえた船のエンジン音がそれなりのボリュームで録音される。
 
いろいろ試しているうちに雲がさらに厚くなり、風も収まらないので近所を歩く。

渡嘉敷島 猫

渡嘉敷島 猫

 
この集落にある唯一の商店「新垣商店」に行き、オリオンビールや簡単なおつまみを仕入れて一度宿に置きに。
部屋で少し休んでいると部屋に陽の光が差し込んできたので慌てて海へ。
 
 
 
 
風も穏やかなので早速ドローンを飛ばす。
空から見る阿波連ビーチは波打ち際から見る景色とは全く違った。

阿波連ビーチ 空撮

 

阿波連ビーチ 空撮2

 
 
 
宿の屋上には洗濯物を干したり、のんびり過ごせそうな椅子やテーブルがあったのでそこで夕食前に先ほど購入したお酒を飲むことにした。
飲み始めて5分もしない間にまた雨がパラついてきたので大人しく部屋に戻る。
 
程なくして夕食の時間。 民宿選びで重要視している一つであり、食事がイマイチだと旅自体がつまらなくなってしまう。
 
 

民宿 とみ乃 夕食

見た瞬間にこれは当たりだと確信できる内容。
味付けももちろんだが、お米がとても美味しい。おかわりもできるようお櫃で提供されるので気兼ねなく食べられる。
 
お酒もリーズナブルでオリオンの生が380円、泡盛水割りセットが230円 1合500円 4合1800円。一合で注文すると徳利に入って出してもらえる。

一合徳利

 
宿の方と話しながら呑んでいたら飲み過ぎてしまい部屋へ。
とてもいい気分で渡嘉敷島1日目を終えることができた。

羽田空港 那覇 国際通り 渡嘉敷島の旅  DAY 1

出発当日。

飛行機は羽田空港9時15分発。

空港でお土産を買う為に早めに空港に到着。

 

羽田空港

 

羽田空港

迷いに迷ってお土産を購入してからチェックイン。

少し仕事をしていたらあっという間に搭乗時間。

 

フライト中は以前ハマっていた「Mr.robot」のseason4がAmazon Primeからダウンロードをしておいたものを見る。

ラミ・マレック演じるエリオット・オルダーソンが天才ハッカーとして社会に革命を起こそうとする話。

主演のラミ・マレックは、Queenの映画「ボヘミアン・ラプソディ」でフレディーマーキューリー役を演じた役者。 

 

 

今日はiPad Pro11+AirPods Proの組み合わせ。

ノイズキャンセルリング機能のおかげで非常に楽。でもノイズキャンセリングの性能はソニーのwf‑1000xm3の方に軍配が上がる。

動画を見たりウトウトしていたり繰り返しているうちに、シートベルト着用のアナウンスが聞こえ那覇空港が近いことを知る。

 

 

約3時間のフライトを終えボーディングブリッジを渡ると、東京とは違う気温と湿度を感じ気分が高揚していく。

スーツケースをピックアップ。

とりあえず調べ物をしたいのもありカードラウンジへ。

入口に「混み合っております」との表示があったが入ってみると実際は空いていた。

 

 

そこで仕事の返信をしつつ、預入手荷物に入れられなかったバッテリー関係をスーツケースに移す。

 

荷物を極限まで減らして旅をする友人に憧れて、ガジェットやテック系のアイテムで効率化や荷物を減らせるものを調べて購入するも、興味を持ってしまうジャンルが増えて逆に荷物がどんどん増える始末。

25ℓのバックパックで足りていたものが、気づくとスーツケースも持っていく様になり、バックパックもスーツケースも年々サイズが大きくなっていく。

 

 

以前は写真もスマホで十分と以前は思っていた。

旅を続けるにつれ綺麗な画像で残したいと思うようになり、スマホがAPS-Cミラーレス一眼レフになり一時期は満足するものの結局フルサイズ一眼レフへ。

そして安定のレンズ沼へどっぷりと。

 

景色の良いところに行けばドローンで撮影したいと思いドローンも購入。

海に入ったり、レンタルバイクに乗っている時などに撮影ができたらと思いgoproも購入。

 

仕事の関係で旅行に行けなかった時期が長く、それを取り返すべくいろいろな体験をしたいと思うと機材がどんどん増えていく。

 

 

 

時間は12: 50すぎ

チェックインまで3時間近く。

タクシーで荷物を預けにホテルへ行くためにタクシー乗り場に向かう途中、時間もあるしたまにはゆいレールに乗ろうと気が変わり那覇空港駅へ。

季節的な問題か空いていて驚く。

 

初めて沖縄に来たときにゆいレールから見える川の色にびっくりして、遠いところに来たんだなと感動したのを思い出す。

何十回来たかわからない那覇だけれど今は感動よりも地元に戻ってきたという安心感がある。

 

 

今日のホテルは「N's portside TOMARI」港のすぐ近くにあるホテル。

ホテルと言うより民泊の用な感じ。

荷物を預けに行くのが目的だったが、13時前にもかかわらずそのまま部屋に案内してくれて非常に助かった。

 

 

部屋のカーテンを開けると貯水タンクの様なものしか見えないという景観の悪さと、下水の匂いのような悪臭以外は一泊3,000円ちょっとという価格を考えると文句のつけようがない。

なによりも助かったのは洗濯機+浴室乾燥機。

乾燥機だと縮む素材の服は使えない。

浴室乾燥機ならば、服の種類を気にしなくていいのと荷物が最低限で済むのがとてもありがたい。

 

 

 

無事に到着したことを可愛がっていただいている那覇に住んでいる御夫婦に連絡したら、いつものお店で一緒にどうだ?というありがたいお誘い。

もちろん断る理由はないのでご一緒させてもらうことに。

 

 

まだ約束の時間まであるので明日船に乗る泊港が近いので散歩がてら行く。
チケットの予約は既にしてあるが、乗船申込書が別途必要になる。

用紙に記入する場所が狭く少ないので、先に書いて当日に提出するだけにしようと思って来た。

  

 

乗船申込書

 

フェリーの乗船券売り場は3カ所に分かれている。

入り口に一番近いところが、「座間味村行き」真ん中が「久米島・渡名喜行き」一番奥が「渡嘉敷行き」

繁忙期にギリギリにチケットを買いに来ると、行列ができていて間違えて並んでしまうことがあるようなので注意が必要。

座間味村行き 乗船券売り場

座間味村行き 乗船券売り場

久米島 渡名喜行き 乗船券売り場

久米島 渡名喜行き 乗船券売り場

 

渡嘉敷島行き 乗船券売り場

渡嘉敷島行き 乗船券売り場

  

用紙を手に入れ部屋で記入を済ます。

それでもまだ時間があるので移転工事のため仮設になっている公設市場を少し見に行くことにした。

この公設市場ができる前は、ガーブ川沿いに発達し水上店舗などが存在していて闇市が興っていた場所らしい。

解体された牧志公設市場が1951年に建設される。

 

 

仮設 牧志公設市場



仮設 牧志公設市場

 

以前の東南アジアを感じさせる雰囲気が懐かしく感じるほど別物に。

今の建物だし、仮設なのだから当然なのだが。

食堂も2階に入っていて一見以前と変わらない店舗数にも見えるが、移転を期に廃業された方もいるという。

2022年4月1日には新しい公設市場が以前の場所で営業再開される。

 

 

 

気づくと約束の時間が迫っていたので足早にお店に向かう。

半年ぶりの再会だったのだけれど、時間も距離も飛び越えてまるで先週会ったかのような気分。

何故だかわからないけれど、知り合ったのもこの数年なににこんなにも可愛がっていただけるなんて感謝しかない。

「誘ったら迷惑かもしれないけど次に来沖した時に、もし暇でしょうがなかったら一緒にこれをしよう」などいろいろ誘ってくれる。

 

お互いこの半年にあった話やこれから先のこと。

人間的に素晴らしい人は相手と同じ目線に立って諭すようにその姿を持って教えてくれる。

ボトルが1本、2本と空いてお開きに。 楽しい時間はあっという間。

 

 

 

 

 

話とお酒に夢中になり過ぎて、ほとんど食べていないことに気づいていつもの食堂へ。

この時期の定番はフーチキナーチャンプルー。

沖縄麩とカラシナの塩漬けが入ったチャンプルー。これが最高に美味しい。

ビールを呑みつつ気づくとお酒がかなり回っていることに気づきホテルへ戻る。

 

いよいよ明日は渡嘉敷島へ。

準備編 渡嘉敷島への旅 DAY 0 

一月ほど前、ある方から最近どうしている?と電話があった。

知り合ったきっかけの場所でもあるお店の方たちも気にかけてくれていたようだ。

それが社交辞令だったとしても、遠く離れたところに住んでいた自分に声をかけてくれるなんてこんなに嬉しいことはない。

 

「次はいつ帰ってくるんだ?」というとても素晴らしい響きのある表現。

 

沖縄は前世の自分が住んでいたんじゃないかと思うくらい好きな場所。

そこの人たちにそんなことを言われたらカレンダーを確認せずにはいられない。

 

「来月行きますよ」と即答してお互いの予定をして電話を切る。

 

 

 

実は旅行をしている場合ではない忙しい時期なのだが、きっとこれはなにかのお告げなんだろうと勝手に解釈して4泊5日のスケジュールを抑えた。

そう。買っただけでなかなかテストする機会がない機材が部屋の片隅にあるのだ。

 

 

食事の約束は最終日の前日の夜に那覇のいつもの料理屋さん。

最近購入したPCMレコーダーのテストや50mmレンズ1本で旅行の撮影もしてみたかった。

初めていくところだと単焦点1本で撮りたい写真が撮れなかったらどうしよう・・・と思いなかなか踏み出せなかった。

 

2日間ほど一日空いている日を設定できたので

過去に訪れたことがあり、あまり観光をしなくて済むように「渡嘉敷島」に行くことにした。

 

宿をgoogleでざっと調べて良さそうなところを探す。

最近は専門サイトよりもgoogleで探す方がいいお店や宿に当たる確率が高い。

何軒か迷ったが、阿波連ビーチのすぐ近くにある「民宿とみ乃」さんが良さそうなので決めた。

 

 

いつも離島の民宿で重要視しているのは、

・荷物が多いので鍵付きの個室であること

・食事の評判がいいこと

・そこそこ綺麗であること

・スタッフの方の対応に偏りがなさそうであること

 

この辺りの情報を直近のクチコミを見ながら決めていく。

 

翌日に連絡してみると、閑散期なせいもあると思うがあっさりと予約が取れた。

和室と洋室が選べ、洋室は金額が1,000円ほど高くなるとのこと。

それ以外の差は特になく、どの部屋もバストイレ付きだという。

 

今回は洋室をお願いして電話を切る。

なんともいえない感じの良さで宿に対しての期待が高まる。

 

 

 

出発前夜。天気予報を見る。

 

時期的な問題もあり風がとても強い日が続き天気もあまり良くないようだ。

初日は雨。

初日は那覇で仕事が少しあるので那覇泊にしておいて良かった。

 

問題は風でドローンを飛ばせるかということ。

天気の変わりやすい離島であること、もし持っていかなくて飛ばすことができる天気だったら後悔しそう。

迷って考えている時間も無駄なので持っていくことにした。

 

飛行機内で見るための映画や本をiPadにダウンロードして準備を終え早めに就寝。

波照間島 ドローン空撮とニモ

kokoro  cafeで昼食後、宿泊先のペンション最南端の前にあるニシ浜へ。

熱帯魚がいるスポットを前日に見つけていたので、Goproを使用して撮影したりドローンを飛ばしたいなと思い一度宿へ戻ってきた。

 

 

 

この季節の八重山諸島は風が強く、今回ドローンはまだ飛ばしていなかった。

この日は風も穏やかで絶好のドローン日和。

 

風は穏やかだけれど日差しが強く、熱中症にならないように日陰を探しニシ浜を歩く。

ほんの僅かな日陰を見つけてドローンをセットする。



上空は思っていたよりも風が強い。

若干の恐怖感もあり低空で飛ばす。

波照間島 ドローン空撮

部屋から見るニシ浜、目の前で見るニシ浜とも全く別の景色が広がっていた。

もちろんそれまでに見ていたニシ浜もすごくきれいだったが、手元の画面から見える海の映像に思わずため息が出ていた。

 

いろいろな離島を撮影してきたけれど、波照間島で撮影できるなんて夢みたいだった。

ずっと行きたくて行けなかった島。

 

ドローンが映し出すニシ浜の映像は、それとは全く違う素晴らしさ。

島の人から言わせれば透明度はそこまでではないというけれど、これのどこが濁っているのだろうか?と思わせる透明度。

絵に書いたような美しさ。

波照間島 ドローン空撮

 

ドローンは何年も飛ばしてきて正直飽きてきていたけれど、見えたのは別世界。

テーブルサンゴ?が見えたり、のんびりスキューバをしている人が見えたり。

 

波照間島 ドローン空撮

 

 

 

離島で会う観光客の人達というのは同じ目的を持っているからなのか、似たような価値観の人が多いからなのか年齢や性別に関わらず打ち解けることが多い。

このときも一人の人と仲良くなり連絡先を交換した。

 

その後ひたすらドローンを飛ばし持ってきたバッテリー5本を使い果たす。

 

 

今度は海へ入る。初日に見つけた浅瀬に熱帯魚が集まるサンゴ。

2日連続で同じ熱帯魚がいたので今日もいるかなと思い海に入る。

 

黒いよくわからない魚や青いきれいな魚。

ニモと言われているカクレクマノミなどがサンゴの周りにいる。

Goproを海に沈めて写真を撮ったり動画を撮影したり。

日常とは時間軸が違うような気分で思いのまま過ごす。

波照間島 魚

波照間島 魚



海の中んでひたすら撮影をしていた姿を、宿の人に見られていたらしく夕食のときになにしてたんですか?と聞かれなんだが恥ずかしい気持ちになった。

波照間島のヤギと、南国らしいのんびりとした時間を過ごせるカフェでヘルシーなタコライス

波照間島のヤギ

この日は天気も良く、朝食を食べた後に「幻の泡波」を買いに。

日曜日を除く、9時~12時と14時30分~17時酒造近くの販売所で買えることを教えてもらった。

 

 

泡波商店

容量は全部で5つ

1 ミニボトル 100ml 330円

2 二合瓶 360ml 460円

3 三合瓶 540ml 680円

4 一升瓶 1,800ml 1,680円

5 升升半升 4,500ml 10,800円

 

5の升升半升(ますますはんじょう)は、飲食店の開店祝いなどで贈られるあの大きいサイズの瓶ですね。

 

いつも全ての在庫があるわけではなく通った2日間(2019年2月)では1,2,3は常にある感じでした。

他にもTシャツやキーホルダーなども販売しています。

私はお土産として三合瓶を購入。

 

島の共同売店でもミニボトルは売っているところもありますがちょっと割高。

金額は店によりますが+50円くらい。

石垣島の離島ターミナルでもミニボトルは売っていてだいたい500円くらい。

 

蔵はこのすぐ近く。

泡波酒造

泡波酒造

お気に入りの泡波を購入し、そのまま島一周の続きをすることにした。

原付で走っていると、通り沿いや少しはいったところにヤギがいる。

道に「ヤギ飛び出し注意」の看板があるほど。

地元の人を見ることはほとんどなく少し観光客がいるくらい。

 

ヤギを見つけては原付を停めて写真を撮る。

波照間島 ヤギ

同じ目線で座っていると、暇なのか興味本位なのかヤギが寄ってくることが多い。

戯れているのかわからないけれど軽く甘噛みされたりして最初はビックリがとてもかわいい。

 

 

波照間島 ヤギ

中にはこっちを警戒しつつひたすら食事中のヤギもいたりその光景をぼんやり眺めていた。

このヤギって何用なのかなとふと疑問に思う。

あとで宿の人に聞いたら食用とのこと。

個人的にヤギ刺しもヤギ汁も好きだけどなんか複雑。

 

気づくと時間はもう昼すぎ。

 

昼食を食べに島の中心部へ向かう。 

この日は島の集まりがあるらしくいろいろなお店がお休みだった。

 

探し回ってようやく見つけたのが「Kukuru cafe」

集落の細い道沿いにあるお店。

お店を正面に見て左側の道路沿いに、車を2台ほど停められそうな駐車場。

端に原付を邪魔にならないように置かせてもらう。

 

満席じゃないことを祈りつつ敷地内に入ると、幸いにも席が空いていた。

最初にオーダーカウンターで注文をしてから席に座って待つスタイル。

kukuru cafe
アサイーボウルや玄米系なの健康系のメニューや台湾風かき氷やスムージー、オリオンビールなどその他たくさんのメニュー。

ドリンクメニューは25種類くらいあってとても豊富。

 

kukuru cafe
カレーとタコライスに迷うが、「島豆腐の玄米ベジタコライス 800円」を注文。

 

オーダーカウンター横に雑貨が販売されていてそこを見たり、敷地内を見て回った。

ここは日本でいちばん南にあるカフェと書いてある。

沖縄の古民家を改造して作ったお店でいかにも南国の雰囲気がある落ち着くカフェ。

お水はセルフサービス。コップがカラフルでそれがまたいい。

御座敷席やテーブル席やカウンター席などそれぞれ雰囲気が違うので、その日の気分で選ぶのもいい。

kukuru cafe

 

kukuru cafe

 

カウンターに座り撮影したヤギの写真を見ていたらタコライスが到着。

kukuru cafe ベジタコライス
お店の紹介によると、

・肉の代わりに島豆腐

・チーズの代わりに波照間島産のもちきび

・無農薬自然栽培米の玄米を使用

ヘルシーで量は男性には少なく感じるかもしれないけれど、ちょっとピリ辛でとてもヘルシーなタコライス。

 

味も美味しくあっという間に完食。

タコライスは美味しくないお店も結構あるけれど、ここは食材がかなりシンプルなのに旨味もしっかりあった。

 

時間があれば飲み物でも飲みながらゆっくりしたいところだけれど、ヤギと遊びすぎて時間があまりない。

後ろ髪を食器を片付ける。

 

気づくと外のテーブル席でオリオンビールを楽しげに飲んでいる姿。

羨ましい。

流れる時間がすごくゆったりしていてとても良いお店でした。

このあと一旦宿に戻ることに。

 

 

【店舗情報】

屋号:泡波酒店

住所:沖縄県八重山郡竹富町波照間156

営業時間:9:00~12:00 14:30~17:00

定休日:不定休

現金のみ

駐車場:目の前にあり

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屋号:Kukuru cafe

住所:沖縄県八重山郡竹富町字波照間3146

電話:0980-85-8135

営業時間:10:00~15:00(L.O.14:30)

定休日:不定休

予約:可

現金のみ

タバコ:不明 多分禁煙

Wi-Fi:なし

座敷:あり

カウンター:あり

駐車場:あり 2台 お店を正面に見て左側の道路沿い

 

波照間島 日本最南端で食べる絶品ソーキそばとニシ浜の夕日。

 

ぶどぅまれー ソーキそば

昼食は「ぶどぅまれー」 

意味は店主の名字「大泊」を島言葉で言うと「ぶどぅまれー」となるらしい。

お店は波照間島の中央にある集落に位置している。

昼は食堂、夜は波照間島に2軒しかない居酒屋としても営業している。

 

石垣島の「メンガテー」というリーズナブルでボリュームたっぷりの絶品沖縄おでんのお店があるのだが、そこの方と姉妹という話。 

メンガテーも非常に好きなお店なのでなんとなくぶどぅまれーに行ってみることにした。

 

2階建ての住居のような建物で最初はここであっているのかな?と思ったが、小さい看板に「2階へ ぶどぅまれー」と書かれていたので原付を置いて外階段から上がる。

 

2階は民家の広いテラスと室内にあるテーブル席といった家庭的な雰囲気。
今回はテラス席に座ることにした。

 

なんとここで偶然知り合いに会い一緒に食事。

彼はスキューバをしに来ていて、午前中はウミガメなどいたと言う話を聞いた。

いつかはやってみたいと思いながらも、写真やドローン、観光をしていると全く潜る時間などない・・・

 

メニューは、ソーキそばやチャンプルー沖縄おでんなど。

幻の泡盛である泡波も飲める。

 

暑さもあっておでんを食べる気にはなれず、ソーキそば(大)750円を注文。

 

 

ぶどぅまれー ソーキそば

お店のおばちゃんも親戚のような感じで親しみやすい接客。

テラスなので風も抜けて気持ちがいい。

ソーキそばも優しい味わいで非常に美味しく、top3に入るくらい好みの味わい。

八重山地方のソーキそばは他よりも細めの丸い麺でカマボコがのっている。

 

www.noc-tral.com

 

 

 

あっという間に食べ終わり、知り合いと付近を散歩してから部屋に戻る。

ベランダでのんびり海を眺めたりしているとあっと夕間に夕方になり、ニシ浜へ夕日の撮影をしに行くことにした。

 

旅に行くといつも夕方から飲みに行ってしまうので、あまり夕日の撮影をしたことがなくなかなか苦戦する。

星を撮ろうと思って今回購入したSAMYANG 14mm F2.8のお手頃価格な超広角レンズを実戦投入(何も考えないで日程を決めたせいで旅行期間中は満月・・・)

14mmは今までに使用したことがなくなかなか難しい・・・

なんとか粘って気に入った写真を数枚撮れた。

 

 

ニシ浜 夕日 SAMYANG 14mm F2.8

 

 

ニシ浜 夕日 SAMYANG 14mm F2.8

 

 

ニシ浜 夕日 SAMYANG 14mm F2.8


ニシ浜 夕日 SAMYANG 14mm F2.8



 

 

ペンション最南端のある日の夕食

この日の夕食も沢山の美味しいおかずがあり、ボトルで入れた泡盛を呑みきってしまうくらい。毎日違う食事が出されてとてもありがたかった。 

さらに味噌汁がとても美味しく毎回おかわりしてしまうほど。

 

 

夜に屋上に上がり寝転がり涼んだり、撮影をしてみたりして今日は就寝。

ペンション最南端からの夜景

カメラを台に置いて30秒露光



 

 

【店舗情報】

ぶどぅまれー

沖縄県竹富町字波照間2844

0980-85-8271

12:0014:00  18:3023:00 

火曜日定休

予約可(おすすめ)

現金のみ

喫煙

座席 約30席(店内4×2 2×2 テラス席4×4など)